ひとり旅で見つけた小さな幸せ
有川真由美 著
自由に気ままに、自分の気持ち次第で動けるのが「ひとり旅の醍醐味」。ひとりならまわりを気にせず、「初めて」のことにもたくさん挑戦できます。ざっくりと目的を決めて、あとは気の向くまま。ノリと感覚を大事にする旅は、人生経験を重ねてきた大人にこそ最適ではないでしょうか。
本書では女性向けエッセイの第一人者が、日常から解き放たれた国内外の場所で得たさまざまな気づきと経験を紹介。旅先での感動の出会いと交流、ロストバゲージや大きな忘れ物などの思わぬアクシデント、なかなか出会えない絶景・その土地ならではの絶品料理体験など、著者の等身大のエピソードをリアルに綴っています。旅の前に押さえておきたいスケジュールの立て方、安全対策、情報収集、オススメの持ち物など、実用的なお役立ち情報もたっぷり披露! ひとり旅デビューを目指す人も、ひとり旅上級者も、ひとり旅が気になるどんな世代も満足していただける内容になっています。
(担当/五十嵐)
本文より抜粋
「あっという間の出来事でも、あの旅のことは数十年経ったいまも鮮明に覚えている。
“小さな幸せ”は心の奥に残っていて、いまも私を支えてくれる」(「はじめに」より)
「どんな場所でも、動物も鳥も人間も懸命にいまを生きている。一人ひとりの人生の物語もある。私は旅をすればするほど、人が好きになる」(「北海道 思いきりひとりドライブ」より)
「旅をしていると、ひょっこりだれかの人生と交差して、なんらかのシンパシーでつながる瞬間が、私はたまらなく幸せ。ほとんどの人が交わることなく流動して行くなかで、旅先で会って話したいと思う人は、やはり縁のある魅力的な人だ」(「奄美大島 きれいな空と星をずっと眺めていたい」より)
目次
台湾
人が親切、わりと安全
音楽イベントは他民族で盛り上がる
久しぶりの台湾女子会
金運アップの廟でお金を燃やす⁉︎
高雄駅まわりの散策とひとり小吃
日常使いの服を買いに行く
長距離バスはマッサージチェアで快適⁉️
友人宅にホームステイ
海外のPCR検査、初体験
北海道
思いきりひとりドライブ
日本でいちばん北に立つ
国境の町で宮沢賢治の足跡を辿る
マンツーマンのガイド&ヤムワッカナイ温泉
大湿原を大音量の音楽をかけてひた走る
横綱・大鵬が泊まったニシン御殿
日本で最古のコンビニで北海道を食す
白鳥の観測所で、地元の人の身の上話を聞く
宮古島
海が見える離島のホテルで深呼吸
3つの大橋をドライブして制覇する
リゾートウエアを大人買いする
下地島空港の「17END」で着陸機を真上に仰ぐ
なんでも食べてみるもんだ
迷っても、間違っても、楽しい宮古島ドライブ
スウェーデン・デンマーク
幸せの国で、まったり〝ヒュッゲ〟
米・丁・端典・英在住の女友だちと集合!
人に頼る喜びと、ひとりで乗り越える喜びと
ロストバゲージ事件勃発
本場H&Mで本気のショッピング
『魔女の宅急便』の街で考えた持続可能な社会
友人夫婦がDIYした家に泊まる
『長くつ下のピッピ』との出会い
「デンマーク流働き方」を知る
「世界でトップクラスに幸せな国」の秘密
ロラン島で食文化と教育を考える
〝ヒュッゲ〟を体験
ヨーロッパ最大のプロジェクト
コペンハーゲンでぶらぶら
観光地ニューハウン地区
ゴミの山「コペンヒル」とストリートフード
帰国するまでスリル満点
奄美大島
きれいな空と星をずっと眺めていたい
旅に出るタイミング
「ドアTOドア」で憧れの地へ
古民家にプチ移住
ピアノ・コンサートにどっぷり浸る
コンビニのお弁当とパンが美味しい
石窯で焼いた絶品メロンパンに出合う
田中一村の生き様を知る
ふたご座流星群で113個の流れ星を見る
西郷南州の暮らした家
「西郷松本舗」を発見
奄美女子会
マレーシア
スマホひとつでスマートに生活ができる
空港のラウンジでゆったり
ピンクモスクと遊覧船観光
Grabを使いこなす
「暮らす」という視点で旅をする
高級中華で誕生日サプライズ
中華系マレーシア人と卓球交流
マレーシアで美味しかったもの
羽田空港のカプセルホテルに泊まる
そして日常の旅が始まる
著者紹介
有川真由美(ありかわ・まゆみ)
作家、写真家。鹿児島県姶良市出身。台湾国立高雄第一科技大学修士課程修了。化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの転職経験を生かし、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで執筆。著書に『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』『30 歳から伸びる女(ひと)、30歳で止まる女(ひと)』『一緒にいると楽しい人、疲れる人』(以上PHP研究所)、『いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント』(毎日新聞出版)など多数。